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Bloom Fighting Championship
Official Rules

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本ルールの下で行われる MMA は、競技者がパンチ、キッ ク、肘打ち、投げ、関節技、絞め技を有効に使い、技術、体力、精神力、知力、運を競い合うプロスポーツある。よって、競技者はルールを厳守し、試合はスポーツマンシップに則って行われなければならない。 

第 1 章  体重階級 

第 2 章  試合場 

第 3 章  競技用具等 

第 4 章  試合 

第 5 章  反則 

第 6 章  反則ならびに負傷に対する処置 

第 7 章  セコンド

第 8 章  審判 

第 9 章  リングドクター

第 10 章  タイムキーパー

第 11 章  アナウンサー

第 12 章  BFCタイトルマッチ

第 13 章  提 訴 

 

第 1 章 体重階級

第 1 条

体重階級制
(1) 試合は次の 10 階級において行われる。
1. ヘビー級 93,0kg 以上     

2. ライトヘビー級 93.0kg 以下 83.9kg 以上
3. ミドル級 83.9kg 以下 77.1kg 以上     

4. ウェルター級 77.1kg 以下 70.3kg 以上
5. ライト級 70.3kg 以下 65.8kg 以上     

6. フェザー級 65.8kg 以下 61.2kg 以上
7. バンタム級  61.2kg 以下 56.7kg 以上   

8. フライ級 56.7 kg 以下 52.2kg 以上
9. ストロー級 52.2kg 以下 47.6kg 以上    

10. アトム級 47.6kg 以下
 

(2) タイトルマッチ以外の試合では、0.5kg(1 パウンド相当)の許容重量が認められる。
タイトルマッチを行う競技者は(1)に掲げた所定の体重を超えてはならない。

 

(3) BFC 実行委員(※以下、実行委員とする)は、その裁量の下で、キャッチウェイトの試合を承認することができ、試合が公正、安全で競技上問題がないと判断した場合には、上の区分に関わらず、契約体重を定めることができる。 

 

第 2 条  

計量
(1) 競技者は、審判部の立ち会いのもと実行委員会が指定する日時に行われる公式計量に合格すること。

 

(2) 公式計量に不合格の場合、再計量を行い、公式計量の開始時刻から 2 時間以内とする。 再計量にも合格できず、なおかつお互いの体重が異なる階級にある場合は 2.0kg を超える差があってはならない。1.0kg 未満の体重超過の選手は、ファイトマネーの  10% を対戦相手に譲渡し、試合を行わなければならない。2,0kg 未満の体重超過の選手は、ファイトマネーの 30% を対戦相手に譲渡し、試合を行わなければならない。2.0kg 以上の体重超過の選手は、対戦相手の合意があれば、ファイトマネーの 50~80% を対戦相手に譲渡し、試合は行われるが失格負けとなる、また相手の合意が得られず試合が不成立になった場合は大会側に与えた実損害の全てを支払う。

 

(3)男子競技者は上半身裸、下半身は必要最低限の衣類で、女子競技者は上下とも軽装で計量を行うこと。

 

(4)競技者が公式計量に合格せず、再計量にも合格できなかった場合、契約上のペナルティが課せられる。また、試合の 6 日前、4 日前(実行委員への自己申告)計量を故意に無視する、公式計量、再計量に臨まない、あるいは、再計量において体重が増加するなど、試合出場に向けて最善を尽くさない場合にはペナルティが加重される。計量不合格によるペナルティ不履行にかかる裁判の管轄は、東京地方裁判所また は主催プロモーターの住所・所在地の裁判所とする。
 

(5)タイトルマッチにおける計量の不合格については、第 38 条(6)の定めによる。 

 

 

第 2 章  試合場 

 3 条

試合は、ケージ内において行われる。
(1)ケージは 6 等辺以上のサークル状の形状であり、対角線は 7 メートル以上の適当な広さのものを用いる。
(2)試合中場内のフロアには、いかなる障害物も置いてはならない。
(3)上記の規格以外の試合場でも実行委員が承認する場合は公式試合場とする。 

 

第 3 章 競技用具等 

第 4 条

ず着用しなければならない競技用具

 1. オープンフィンガーグローブ

競技においては、実行委員の承認を得たグローブを実行委員から競技者に貸与される。

競技者が自分の所有するグローブを使用することはできない。

 

 2. マウスピース
マウスピースを装着していない状態で競技を始めることはできない。

マウスピースが競技中に偶然外れた場合、レフェリーは、適時にタイムを要求し、迅速にマウスピースを競技者の口に入れなければならない。 

 

3.ファウルカップ(男子)

ファウルカップは審判員により競技上支障がないと判断されたものを着用しなければならない。 

 

4. コスチューム
競技者は、下記の要件を満たしたショートスパッツ、ファイトパンツ等を着用する。ショーツの下にショートスパッツを履く場合、ショーツの丈を超えるものを着用してはならない。
1)金属・プラスチックの部品が使用されていないもの
2)着用時にずれないための加工がされているもの
3)ポケットや紐に類するものが表側に付いていないもの
4)膝上丈までのもの
5)清潔で破損の無いもの
6)その他、審判員により競技上支障がないと判断されたもの 

5)女子競技者用コスチューム(ラッシュガード(半袖もしくは袖のない物、セパレート、ワンピース等)

 

第 5 条

任意で着用できる競技用具 

1. バンテージおよびテーピング 

1)競技者は、手にバンテージやテーピングを巻く場合、拳の前面部(ナックルパート)にテーピングを使用してはならない。ただし、指と指の間に細く切ったテープを通すことは認められる。
2)バンテージやテーピングの内部に芯、紙縒り、その他の異物を巻き込んではならない。
3)拳に装着した状態で拳骨の形が確認できない厚さに巻いてはならない。
4)ハンドラップ以外の身体部へのテーピングは負傷部を保護する用途のみ認められ、審判団のチェックを受けること。
※テーピングは肘頭部 、膝蓋骨にかからないこと、また足関節はできるだけ薄く巻き攻撃性の向上がない物を認める。
5)バンテージやテーピングはグローブ手首部分から出てはならない。
6)ハンドラップに使用できるバンテージは非伸縮性の白色の綿包帯で、テーピングに用いることができるテープは、競技に支障がないと審判員により判断されたもの(白色の非伸縮性等)で、幅約 3.8cm(1.5 インチ)以下とする。 

 

2. サポーター 

競技者は、金属・プラスチック・硬質ゴム・紐・マジックテープ等の部品が使用されておらず、また緩衝素材等による詰め物がされていない布製またはネオプレン製のもので、審判員が競技に支障がないと認めるサポーター類を膝、足首に着用することができる。 

 3. アブスメントガード(女子)

 4. チェストガードまたは胸部のパット(女子)

 

第 6 条

指定外の物品および塗布物
(1) 第4条と第5条で指定された競技用具以外の着用、または規格外の競技用具の使用は認められない。
(2) 競技者は、ファールカップ以外に、硬質のものを使用してはならない。宝飾類、ピアス等も身につけてはならない。
(3)男子競技者の上半身は裸とする。競技中に道着やシャツの着用は認められない。
(4)競技者は、審判員によって顔面部に塗布されるワセリン以外に、いかなる部位にもワセリン、油脂類、整髪料、滑り止め等一切の薬品、塗布物等を使用してはならない。ただし、女子競技者の化粧は、対戦する競技者に不快感を与えず、競技にも支障を来さない程度において認められる。
(5) 競技者は試合前とラウンド間のインターバルに審判員から顔(眉部、鼻から頬上部にかけて)に適量のワセリンを塗布されることができる、ただし他の部位に転用、塗布してはならない。

 

第 7 条

指定外の物品や塗布物の使用に対する処置
1)競技者は、試合前に審判員によるチェックを受けていない競技用具、審判員のサインが書かれていないバンテージ、テーピング、ワセリン等の禁止されている薬品や塗布物等を使用してはならない【第 20 条(29)(30)】。
(2) 審判員は、指定外の物品や塗布物の使用を発見した場合、あるいはそれらの使用が疑われる場合には、それらを除去する処置を取らなければならない。


第 8 条

破損等の場合の処置

審判員は、競技者の競技用具や服装に関して次のように処置する。
(1) 競技者の競技用具や服装に異常があった場合、審判員が手早く処理するために一時試合を中断する場合がある。
(2) 競技用具が故意、偶然にかかわらず試合に支障を来すような破損をした場合、審判員は試合を止め、速やかに最善の処置を取る。ただし、競技者自身の責任により試合用コスチューム、 マウスピース、ファウルカップが破損し、試合続行が不可能になった場合は失格とする場合もある。
※試合用コスチューム、マウスピース、ファウルカップは予備を用意することが望ましい。 

 

 

 4 章  試合 

 9 条
(1)タイトルマッチ以外の公式戦の試合時間は、5 分 1 ラウンド、5 分 2 ラウンド、5 分 2ラウンド、としラウンド間のインターバル は 1 分とする。ただし、特別試合はこの限りではない。
(2)タイトルマッチの試合時間は、5 分 5 ラウンドとし、ラウンド間のインターバルは1分とする。 


第 10 条

試合の勝敗

試合の勝敗は、ノックアウト(KO)、タッフプアウト(TO:サブミッション)、テクニカル・ノックアウト(TKO)、判定(デシジョン)、失格により決定する。 

 

第 11 条

ノックアウト(KO)対戦相手の攻撃により戦闘不能、また意識を失っているとレフェリーが判断した場合。 

 

第 12 条

タップアウト(TO:サブミッション)
(1)競技者が、声でギブアップの意思表示を示した場合。
(2) 競技者が、手で相手かマットを 2 回以上叩く、ギブアップの意思表示をした場合
(3) 競技者がレフェリーにギブアップの意思表示と判断される行動をとった場合。 

 

第 13 条

テクニカル・ノックアウト(TKO)
(1)レフェリーが試合続行不可能と判断した場合。(一方の競技者が相手の正当な攻撃により著しく劣勢になった場合や、自らの責任により負傷した場合等:レフェリーストップ)
(2)ドクターが専門的見地から選手の状態をレフェリーに伝え、レフェリーが試合続行不可能と判断した場合。
(3)ラウンド中に競技者が身体機能の制御をなくした状態になった場合。(嘔吐、失禁、脱糞等)
(4)セコンドが規定のタオルを試合場内に投げ入れ試合放棄の意思を示した場合。 

 

第 14 条 判 定
(1)試合の決着が時間内につかなかった場合、所定の審判員 3 名の採点により勝敗を決する。各審判員は各ラウンドの優劣を採点し、合計点により 3 名のうち 2 名以上が優勢と判定した競技者を判定勝ちとする。
(2)判定基準
10 ポイント・マスト・システムが採点の標準システムである。10 ポイント・マスト・システムの下では、そのラウンドの勝者に  10 点が与えられ、敗者には 9 点あるいはそれ以下の点数が与えられる(まれに10-10となるイーブンのラウンドを除く)。

 1判定においては

(A)効果的な打撃、グラップリング
(B)効果的な積極性
(C)ファイティングエリアコントロール
3 点からなる MMA 技術を評価する。
(B) と(C) は(A)が同等であると評価されない限り考慮しないものとする。
効果的な打撃、グラップリングを、各ラウンドにおける評価の第一優先順位とする。効果的な積極性は、効果的な打撃、グラップリングが同等な場合の評価に用いられ、ファイティング・エリア・コントロールは、他の基準が同等である場合に限り考慮される。
(A)効果的な打撃:試合の決着に向かって影響力を有するインパクトが評価される。
打撃の数による累積的なインパクトよりも試合の決着に向かう重いインパクトが重視される。
効果的なグラップリング:試合の決着に向かって影響力を有するインパクトが評価される(インパクトを作り出すテイクダウン、サブミッションの仕掛け、リバーサル、有利なポジションの獲得など)。累積的なインパクトよりも試合の決着に向かう重いインパクトが重視される。 例えば、トップポジションとボトムポジションの競技者間の攻防の場合、ポジションよりも、それらの行為のインパクトの大きさ、効果的な結果が重視される。 

(B)効果的な積極性:試合の決着を積極的にねらうことを意味する。両競技者の効果的な打撃、グラップリングが同等であった場合に考慮され、効果的な結果やインパクトが見込めず、ただ相手を追うような行為は効果的な積極性として評価に加味されない。 

(C)ファイティングエリアコントロール:どちらの競技者が試合のペース、ポジションを支配していたかを判断することによって評価される。ファイティングエリアコントロールは、両競技者の効果的な打撃、グラップリングと効果的積極性が同等であった場合にのみ考慮される。

次の採点基準が各ラウンドの判定時に用いられなければならない。
 

1)10-10:両方の競技者が互角であり、どちらの競技者にも優位性がない場合。
※ 10-10 のラウンドは極めてまれであるが、主にラウンドが完全に終わらなかった場合などにあり得るスコアである。しかし、両競技者間にわずかばかりでも差があるならば、10-10 をつけない。
2)10-9:一方の競技者が、効果的な打撃・グラップリングあるいは他の技術をより発揮して、僅差で優勢な場合。
※10-9 は、ジャッジが最も一般的に用いるスコアである。ラウンドの時間中、一方の競技者がより効果的な打撃を当てている、あるいは効果的なグラップリングを駆使していると見たならば、それが相手よりたった一つ上回っているだけであっても、ジャッジは優勢の競技者に 10 点を与え、劣勢の競技者に 9 点あるいはそれ以下の点数を与えなければならない 10-9 は、インパクトや優位性にわずかな差がある僅差のラウンドを反映するスコアである。
3)10-8:一方の競技者が、打撃やグラップリングによって圧倒的に試合を支配した場合。
※10-8 は、一方の競技者が大差でそのラウンドに勝利した場合に用いるスコアである。インパクト、優位性、支配時間の要素のうち 2 つにおいて優勢が顕著であれば、10-8 のスコアの可能性が考慮されなければならず、これら 3 つの要素すべてにおける優勢が顕著であるならば、10-8のスコアが与えられる。また、一方の競技者が攻撃的な兆候をほとんど見せなかった場合は、ジャッジはその競技者に、9 点ではなく、8 点を与えることが望ましい。

a)インパクト:優位性など他の要素が欠けていても、一方の競技者がそのラウントドで相手に非常に大きなインパクトを与えた場合は10-8を検討すべきである。試合の 決着へと向かう頭部やボディへのインパクトのほか、裂傷や腫れなどの目に見える形跡も評価に含む。また、打撃やグラップリングを用いて、相手のエネルギー、技術、精神 力、自信などを減退させた場合も同様である。これらのすべてはインパクトによって直接もたらされた結果として評価される。

※ただし、裂傷や腫れは、インパクトの結果として評価すべきであっても、出血量の多さや腫れの大きさを過大に評価すべきではない。例えば、一方の競技者が出血した状態であっても、効果的な打撃、グラップリングで優勢である場合は、これらの優勢を重く評価すべきである。 

優位性:MMAは攻撃性がベースにあり、打撃の攻防で劣勢の競技者が防戦一方となり、カウンターや反応ができず、自らスキを見せているときなどは、顕著な優位性があると評価すべきである。グラップリングの局 面における優位性は、優位なポジションを取り、そのポジションが試合を決着させるサブミッションなどの攻撃に導く場合に見出される。単に優位なポジションを保持しているだけでは、優位性を評価するにあたっての主要な要素とはならない。競技者がそのポジションで何をするのかによって評価されなければならない。 

支配時間:一方の競技者が相手を効果的に攻撃し、相手がほとんど攻撃的な姿勢を見せられなかった状態が継続した時間によって決められる。 ジャッジは、ラウンド中に、一方の競技者が効果的な攻撃やコントロールを続けたとき、 その相対的な時間を認識して支配時間を評価する。スタンドポジションとグラウンドポジションのどちらにおいても同様である。 

判定においては、攻防ポジションの時間の長さを次のように認識して、攻防の優劣を評価しなければならない。
1.競技者がラウンドの大半の時間をグラウンドポジションで費やした場合
a)効果的なグラップリングが最初に重視され
b)効果的な打撃は次に評価される

 

2.競技者がラウンドの大半の時間をスタンドポジションで費やした場合
a)効果的な打撃が最初に重視され
b)効果的なグラップリングは次に評価される。

 

3.スタンドポジションとグラウンドポジションの長さが比較的同等でラウンドが終わった場合は、打撃とグラップリングは同程度に重視される。
 

4. 偶発的な反則やアクシデント等で負傷により試合が続行できなくなった場合の判定については第25条に定める。
5.トーナメント、決定戦の試合の判定は全て必ず勝者を決めるマスト判定とする。 

 

第 15 条 引き分け
(1) 時間内に勝敗がつかず、3名の審判員のうち2名以上が同一の競技者を優勢と判定しなかった場合。
(2) 両方の競技者がほぼ同時にノックアウトされたとレフェリーが判断した場合。
(3) テクニカル・ドロー(第 25 条(4)を参照) 

第16条 失格(反則負け)
(1) 競技者が第5章に定める反則行為を犯し、レフェリーの裁量により、失格と判断された場合。
(2) セコンドが第7章の規定に著しく違反し、レフェリーの裁量により、失格と判断された場合。
(3) その他、計量の不合格、競技用具の破損等、試合の成立を著しく損なう行為があった場合。 

第17条 ノーコンテスト
(1) 第2条(5)2に定める場合
(2) 第25条(6)に定める場合
(3) 審判員またはコミッションの判断、もしくは両者の協議により、試合不成立と判断された場合。 

第18条 映像によるインスタントリプレイ、ならびに試合結果の保留
(1) レフェリーは、試合の結果を裁定するにあたって、試合の結末に至る局面やながれが反則によって引き起こされた可能性がある場合に、映像によるインスタントリプレイを求めることができる。レフェリーは、リプレイから得られた情報をもとに試合結果を裁定することができる。 ただし、その情報をもとに試合を再開することはできない。
(2) リプレイによっても事実が明らかにならない場合、あるいは、試合場にリプレイのための設備がない場合など、試合の裁定をその場で決するのに適さない事態が発生した場合、審判員は試合結果を保留し、実行委員の審議に預けることができる。
(3) 試合時において、裁定を決するための前提となる事実が明らかにならない場合、審判員は、仮に裁定を下すことができる。仮に下された裁定については、後刻事実を確認したうえで、2週間以内に正式な裁定を下さなければならない。 

 

第5章反則 

第19条 反則に係るポジションの定義は次の各項のとおりとする。 

(1) スタートポジション
試合開始時やレフェリーが「ブレイク」をコールした後などのポジション。 

(2) グラウンドポジション
足の裏以外の体の部位(指を除く)が床に着いたポジション(グラウンドポジションであるためには、手の掌/手首/拳、またはその他のからだの部位が床に着いていなければならない)。
【参考1】グランドポジションになる場合
1)どちらか一方でも膝が床に着いている。
2)背中や尻が床に着いている。
3)どちらか一方でも肘が床に着いている。
4)両足とどちらか一方でも手の掌/手首/拳が床に着いている。
参考2】グラウンドポジションにならない場合
1)両足と片手の指先が床に着いている。
2)両足と両手の指先が床に着いている。
(掌/手首/拳まで接地しなければグラウンドポジションとは見なされない)。
(3) スタンドポジション、グラウンドポジションではないあらゆるポジション。
第20条本条に定める行為は反則であり、これらを犯した場合、審判員の裁量により、相応のペナルティが課される。
(1)頭突き
(2) 目潰し
(3) 噛み付く
(4) 相手に唾を吐く
(5) 髪を引っ張る
(6) フィッシュフッキンクグ
(7) 股間へのあらゆる攻撃
(8) 相手の体の開口部や傷口、裂傷部に指を入れる
(9) 小さな関節(手足の指)を巧みに操る攻撃
(10) 肘の先端を下に打ち落とす行為(肘を縦に振り下ろす打撃攻撃)
(11) 脊椎や後頭部への打撃攻撃
(12) 喉へのあらゆる打撃、気管を掴む行為
(13) 広げた指を相手の顔や目に向ける行為
(14) 皮膚を掴む、つまむ、ひねる
(15) グラウンドポジションの相手の頭部への蹴り
(16) グラウンドポジションの相手の頭部への膝打撃
(17) グラウンドポジションの相手への踏みつけ
(18) フェンスや試合場を構成する部位を掴む
(19) 相手のコスチュームやグローブを掴む
(20) 試合場内で口汚い言葉を吐く
(21) 相手の負傷の原因となるようなあらゆる非スポーツマン的行為
(22) ブレイク中の相手への攻撃
(23) レフェリーのチェックを受けている最中の相手への攻撃
(24) ラウンド終了の合図が鳴らされたあとでの相手への攻撃
(25) 相手との接触を避けるなどあらゆる消極的な姿勢(意図的、継続しマウスピースを落とす、怪我のふりをするなど)
(26) 審判員の指示を著しく無視する
(27) 相手の頭や首をキャンバスに突き刺す(スパイキング)
(28) 審判員から塗布されるワセリン以外の塗布物を塗布する行為
(29) 試合前に審判員によるチェックを受けていないテーピングや競技用具の着用
(30) 審判員に対する虚偽のアピール、言動
(31) 試合用コスチューム、マウスピース、ファウルカップ等の競技用具を破損し、試合続行を不可能にする行為 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第 6 章 反則ならびに負傷に対する処置 

第21条 レフェリーは、反則に対して次のように処置する。
(1) レフェリーは、競技者が犯した反則行為に対し、行為の重大性等を勘案して、自らの裁量により
1口頭による注意
2注意
3警告
4失格(反則負け)の処置をとることができる。その場合、反則を犯した競技者とその処置を適切な合図や身振りで明瞭に示さなければならない。 

(2) 「失格」は、反則を複数犯した場合、または目に余るファウルの後、レフェリーの裁量により宣告される。
(3) 反則を犯した競技者の点数から、レフェリーの裁量によって減点され得る。
(4) レフェリーは、反則行為のあった競技者を明確に、ジャッジに対し口頭で減点1、減点2などを示す。
(5) レフェリーのみが反則を評価できる。レフェリーが反則をコールしていない場合には、ジャッジは自分でその評価をしてはならない、また得点の計算に加味してはならない。
(6) 反則が犯された場合(特に負傷・ダメージを伴うもの)は、原則として
1レフェリーはタイムアウトをコールする。
2レフェリーは反則を犯した競技者にニュートラルエリアにいるよう指示する。
3レフェリーは反則を受けた競技者のコンディションと安全をチェックする。
4レフェリーは反則を犯した競技者の反則の重さを評価し、適切と思われる減点を課す。その反則が、偶然か故意か、あるいは減点すべきか否かについてのレフェリーの決定を、ジャッジ、セコンド、アナウンサーに告知する。
(7) 下(劣勢)のポジションにいる競技者が反則を犯し、上(優勢)の競技者が負傷していなければ、試合を継続する。
1レフェリーは、下(劣勢)のポジションにいる競技者に口頭で反則を告知する。
2ラウンド終了時に、レフェリーは反則の重さを評価し、ジャッジ、セコンド、アナウンサーに告知する。
3レフェリーは、反則が重大であった場合に試合を終了させることができる。そのような目に余る反則を犯した競技者は失格によって敗者となる。
(8) 下(劣勢)のポジションにいる競技者が反則を犯し、上(優勢)の競技者が負傷をしている 場合は、「ストップ・ドント・ムーブ」をコールしてから反則への処置をとり、そのままの体勢から試合を再開するかレフェリーの判断により再開時のポジションを決めることができる。
(9) レフェリーは、偶然に起きた軽度の反則行為、および軽度の負傷等に対しては、自己の裁量により試合を中断せず続行させることができる。 

第22条 試合前・後に行われた反則の処置
(1) 試合開始前に反則行為が行われた場合、反則に対する処置により減点された状態で試合開始される場合や反則負けとなる場合がある。
(2) 試合終了後に反則が行われた場合、また試合前・中に行なわれた反則が試合後に判明した場合、反則の内容により試合結果が変更される場合がある。

第23条 ローブローの反則
(1) ローブローを打たれた競技者には、リンクグドクターが試合を続行できると判断する限りで、最長5分まで回復の時間が許容される。
(2) 5分以前に競技者が続行できる状態であったなら、レフェリーはできるだけ早く、試合を再開しなければならない。
(3) 競技者が5分の割り当て時間を過ぎても、試合を再開できない場合は、試合が停止されたラウンドと時間までで決せられた結果によって終了する(第25条を参照)。 

第24条 ローブロー以外の反則
(1) 偶発的な反則により試合が停止した場合、レフェリーは、反則を受けた競技者かが試合を継続できるかどうかを決定しなければならない。競技者の勝利へのチャンスが、反則の結果、重度 には侵害されておらず、その反則が被反則者の頭部に脳震盪に類する衝撃がない場合は、レフェリーは、5分以内の回復のためのインターバルのあと、試合の続行を命じることができる。

(2) 一方の競技者が反則攻撃を受けた場合、レフェリーは試合を止め、タイムを要求する。レフェリーは、リングドクターのもとに負傷した競技者を渡し、リングドクターは、試合を継続するのに適格かどうかを診察する。リングドクターは決定をするために5分まで時間が与えられる。リングドクターは、その競技者が試合を続行できると判断した場合、レフェリーはすぐに試合を再開しなければならない。ローブローの反則ルールとは異なり、競技者の裁量で5分までの時間を使うことはできず、レフェリーに指示されたときは試合を続けなければならない。 

(3) ローブロー以外の反則により負傷した競技者がレフェリーによって試合続行に不適合と判断された場合には、レフェリーはすぐに試合の中断をコールしなければならない。5分の時間がまだ残っているにもかかわらず、レフェリーによって、続行に不適合と判断された場合には、競技者は残り時間があることをもって抵抗することはできず、試合は終了される。 

(4) レフェリーが試合を停止し、リングドクターの検査を求める場合、医師の診察は5分を超えてはならない。5分を超えた場合、試合は終了される。 

第25条 正当な攻撃あるいは反則等により蒙った負傷に対する処置
(1) 試合中に正当な技術の結果として負傷した場合、試合終了に相当する負傷であれば負傷した競技者はTKO負けとなる。
(2) 試合中に負傷し、それが意図的な反則の結果によるものとレフェリーが判断した場合で、試合終了に相当する負傷と判断されたなら、負傷させた競技者は失格負けとなる。
(3) 試合中に負傷し、それが意図的な反則の結果によるものとレフェリーが判断した場合で、試合続行が認められた場合には、反則を犯した競技者から2点が減点される。
(4) 試合中に負傷し、それが意図的な反則の結果によるものとレフェリーが判断し、試合続行が認められた場合で、その反則により負傷した競技者が再開後の時点で続行不可能となり、その時点でスコアをリードしていた場合は、負傷した競技者のテクニカル・デシジョンによる勝利となる。試合停止時点でスコアが同点あるいは負傷した競技者がビハインドの場合は、テクニカル・ドローとなる。
(5) 相手に反則を犯そうとしていた競技者が自ら負傷した場合、レフェリーはその競技者に有利になるような行動をしてはならず、その負傷は正当な攻撃によるものと同じに扱わなければならない。
(6) 試合中の偶発的な反則の結果の負傷とレフェリーが判断し、レフェリーが即座に試合の終了が相当と判断した場合で、1ラウンドの試合であれば2分30秒を経過していない、2ラウンドの試合であれば1ラウンドが完了していない、3ラウンドの試合であれば2ラウンドが完了していない、5ラウンドの試合であれば3ラウンドが完了していない場合、ノーコンテストとなる。
(7) 試合中の偶発的な反則の結果の負傷とレフェリーが判断し、レフェリーが即座に試合の終了が相当と判断した場合で、1ラウンドの試合であれば2分30秒を経過、2ラウンドの試合であれば1ラウンドが完了、3ラウンドの試合であれば2ラウンドが完了、5ラウンドの試合であれば3ラウンドが完了している場合は、その時点でのスコアでリードしている競技者をテクニカル・デシジョンによる判定勝ちとする。
(8) 完了していないラウンドも他のラウンドの判定と同じ基準を用いて、そのラウンドが終了した時点までを判定する。 

第26条 意図的に反則を行ったと認められた場合、試合における減点のほか、出場停止および罰金を科す。出場停止期間および罰金の額は、反則の悪質性、重大性等の程度により、実行委員が協議の上決定する。

 

 

 

 

 

 

 

 

第7章 セコンド 

第27条 セコンド
(1) セコンドは、各コーナー2 名以内とし、試合中、自軍のセコンドエリアから外に出てはならず、観客の邪魔にならないよう、椅子に着席しければならない。
(2) セコンドは、試合中、競技者に言葉による助言を与えることかができるが、競技者に直接接触する、フェンスを掴む、触るなどの動作をしてはならない。 (3) セコンドは、インターバル中、競技者に水のみ与えることができる。ただし、マットを濡らしてはならない。
(4) セコンドは、試合場内に試合放棄を示す規定のタオル以外のいかなる物も投げ入れてはならない。
(5) セコンドは、(2)から(4)に掲げられた行為以外にも、試合進行を妨げるいかなる行為も行ってはならない。
(6) セコンドは、1名までインターバル中、ケージ内に入ることができる。
(7) セコンドは、インターバル中、競技者の競技用具の細工や身体へのオイル塗布などの行為を行うと退場となり、競技者は失格(反則負け)となる場合がある。
(8) セコントドによる各コーナーの反則は1回目で注意、2回目で退場となる。また、試合場内に物を投げ入れた場合や、重度の違反行為があった場合には、競技者が失格となる。
(11) セコンドは相手選手および審判員への罵倒、侮辱、暴力行為を行なってはならない。
(12) セコンドは試合開始前審判員へ選手が預けられたあと選手との接触(水を飲ませる、ハグ等)はできない。 

 

 

 

 

第8章審判 

第28条 審判員
(1) 審判員は、2年以上の実際的経験を持つか、またはこれと同等以上と実行委員に認められた者で、BFCオフィシャルルールとその適用に精通し、あらゆる関係方面から中立公正な立場でなければならない。
(2) 審判部長は、実行委員並びにコミッションから権限を委任された者として、ルールの適用や試合結果等について、裁定、指揮等をすることができる。

(3) 試合における審判員は、3 名以上で構成され、4名制(レフェリー1名、ジャッジ3名)が標準のシステムである。レフェリーとジャッジ以外に数名のサブレフェリーを置くことができる。ジャッジはサブレフェリーを、またサブレフェリーはジャッジを兼ねることができる。 

(4) レフェリーは試合場内で試合を管理し、サブレフェリーは試合場外でレフェリーを補佐する。ジャッジは、第14条に基づき、試合を採点する。 

(5) 試合を担当しない審判員は、審判部長および試合を担当する審判員の求めに応じて、助言することができる。 

(6) レフェリーが事故に遭遇した場合、試合を中断し、別の審判員が試合場に上がってから試合を続行する。 

(7) サブレフェリー、ジャッジが事故に遭遇した場合、試合を中断し、その後の試合進行に支障がない様にし、審判員を配置し試合を続行する。 

(8) 審判員が、ルールの適用を誤り、もしくは審判上に重大な過失を犯した場合、ライセンスの 剥奪、停止もしくは相応の処罰を受ける。 

(9) 審判員は、実行委員または審判部長の求めに応じて会合し、審判技術の向上、審判ルール並びにルールに規定されていない審判上の諸問題の解釈、およびそれらの処置などを調査、研究しなければならない。 

(10) 審判員は試合中、または試合後に自己の関与した審判の結果で不明な事態が発生した場合、 コミッションの許可を得てから新聞、雑誌、放送関係者の質問に答え、意見を発表することができる。 

第29条 レフェリー
(1) レフェリーは、ルールに基づき試合を管理、指揮、命令する全権を持ち、試合の終了を決定できる唯一の権威者である。レフェリーは、試合の終了の決定に関して、リンクグドクターあるいは他の審判員の助言を得ることができる。
(2) レフェリーは、試合場に上がる場合、コミッションが認可した服装で、メガネ、指輪、バックルその他一切の金属類を身に帯びてはならない。ただしコンタクトレンズの使用は差し支えない。なお、実行委員の求めに応じて、カメラやマイクを装備する場合は、装備品を競技者と接触させてはならない。 

(3) レフェリーは、試合中ルールが厳格に守られるように監視し、必要となる注意や指示をなし、試合が円滑、真剣かつ最高に行われるよう努めなければならない。 

(4) 本ルールに規定されていない事項についても試合に関する限り、レフェリーの判断を優先する。レフェリーは、本ルールに規定のない事態が発生した場合、ルール全体の趣旨・精神および他の規定と整合的な裁定を下さなければならない。 

第30条 サブレフェリーおよびジャッジ
(1) サブレフェリーおよびジャッジは、ルールに基づいて試合が行われるよう、レフェリーを補佐し、レフェリーと共同して試合を管理、指揮しなければならない。
(2) サブレフェリーおよびジャッジは、レフェリーを補佐するためのホイッスルを試合時に携行しなければならない。
(3) サブレフェリーおよびジャッジは、リング下での審判にあたっては、観客の邪魔にならないよう配慮する。
(4) サブレフェリーおよびジャッジは、レフェリーを補佐するため、必要に応じて試合場に上がることができる。 

第31条 審判員は試合中、次の命令語および指示を用いる。
(1) レフェリーが用いる命令語および指示 

 1『ファイト』 試合の開始、または続行を告げる場合。

 2『ストップ』 試合の終了、または一時試合の終了、または一時中断を告げる場合。

 3『アクション』試合の攻防の積極性を促す場合。

4『コンタクト』試合中選手間の距離が遠い場合に接触を促す場合。

 5『ブレイク』試合中に膠着などがありリスタートをする前の一時中断を告げる場合。

次の1)-5)の場合で試合の攻防を解き、スタートポジションに戻す場合。
1)『アクション』を2回コールしたにもかかわらず膠着した場合。
2)競技用具が試合に支障を来す状態の場合。
3)レフェリーが、故意、偶然にかかわらずこれから反則が行われる危険性があると判断した場合。
4)競技者が試合場外に落ちた場合。または落ちる危険性が高いとレフェリーが判断した場合。
5)反則行為やアクシデント等により、試合の攻防を解く必要が生じた場合。 

6 『ストップ・ドント・ムーブ』 次の1)-2)の場合で、試合を一時中断し、同じ体勢から試合を再開させる場合。
1)試合中、ケージやコーナーポストが試合の進行の妨げになると審判員が判断し、両競技者の位置を移動する場合。
2)競技用具を整え、競技者の状態を確認する必要があると判断した場合。 

7 レフェリーは、勝敗が決定したのち勝者の片手を上げて表示する。引き分けの場合、両方の 競技者の手を上げる。 

(2) サブレフェリーおよびジャッジは、手の動作によるシグナルを用いて、レフェリーに前項のコールを促すことができる。
(3) サブレフェリーおよびジャッジは、必要に応じ、ホイッスルにてレフェリーに試合の一時停止、終了を求めることができる。
(4) サブレフェリーおよびジャッジは、レフェリーの死角で軽微な反則かが行われた場合、試合を停止することなく、ケージ下から競技者に直接口頭で注意を与えることができる。 

第 9 章 リングドクター 

第32条 リンクグドクターは、スポーツ医学に精通した医師であって、競技者並びに試合役員の 健康を管理する。リングドクター以外の医師の判断は公式のものとは認められない。 

(1) リングドクターは、試合中試合場サイドに着席し、審判員の要請があれば負傷した競技者の診断結果を報告し、必要に応じて応急処置を取る。
(2) リングドクターは、競技者の負傷状態を診て自己の判断で審判員に試合の中断もしくは中止を要請することができる。
(3) リングドクターは、試合前後の競技者の診断結果において試合をするに堪えない理由を認めた場合、即座にBFCにその旨を報告し、一定期間の出場停止を勧告することができる。 

第 10 章 タイムキーパー 

第33条 タイムキーパーは、試合場サイドの最前列に着席し、正確なストップウォッチによりすべての計時を厳正に行わなければならない。

(1) タイムキーパーは、試合の開始と終了、およびラウンドの開始と終了をゴングやホーンにより知らせる。
(2) タイムキーパーは、試合中審判員の事故その他の理由で試合中断のやむを得ない事態が発生した場合、審判員の指示がなくとも即座に中断のゴングやホーンを鳴らすことができる。 

第 11 章 アナウンサー 

第34条 アナウンサーは、試合を司会する。アナウンサーによってアナウンスされたものはすべてコミッション公式のものとする。

(1)アナウンサーは、試合開始に先立って、両方の競技者の氏名、身長、体重、所属、コーナーの 色、ランキング、タイトル、BFC戦績、試合役員の氏名を告知し、試合終了後は裁定、 決め技、および試合時間を発表する。
(2) アナウンサーは、実行委員から許されたもの以外のアナウンスをしてはならない。 

第 12 章 BFCタイトルマッチ 

第35条 BFCタイトルマッチ
(1) 実行委員は、タイトルマッチ運営等、BFC公式試合に参加する競技者の序列に関わる一切の事柄に対し、最終決定権を有する。
(2) 実行委員は、BFCの毎興行終了後10日以内に招集し、各項の決定を行う。
(3) 実行委員の決定を承認し、タイトルの認定をする。 

第36条 BFCにおける序列実行委員は、各階級にランキングと王座を設ける

BFC公式試合に参加する競技者は、次の(1)―(3)の序列に分類される。
(1) BFC王者:BFC各階級の最高峰に立つ競技者。 

1、BFC王者は、BFC公式試合において最も高い実力を発揮し、試合 内容、人格、ともに品格ありと認められた者がその資格を有する。 

2、BFC王者は、前項に規定するBFC王者としての適格性を保持するように努めなければならない。 

3、BFC王者がBFC公式試合以外の試合に出場し、王者として不適格な試合を行った場合、コミッションの指示により、4ヶ月以内の防衛戦(指名試合)を行うか、王座を返上しなければならない。 

(2) ランカー:各階級において、BFC王者に挑戦する資格を有する競技者。実行委員は、1位から10位までのランキングを設定することができる。ランキング1位の 競技者は1年以内にタイトルマッチを行う優先権を有する。 

(3) ノーランカー本条(1)(2)以外の競技者。 

第37条 ランキングの変動 実行委員は、競技者のBFC公式試合における勝敗、試合数、勝率、実績、および他 団体、他競技における実績等を考慮した上で、毎興行終了後10日以内にランキングを更新する。 また、前回出場から 365日が経過し、BFC公式試合出場がないランカーは、ランキングから自動的に外れるものとする。 

第38条 タイトルマッチ
(1) 挑戦者は、実行委員がランカーの中から選定する。
(2) タイトルマッチは、BFCオフィシャルルールに則って行われる。
(3) 引き分けの場合は、BFC王者の防衛となる。
(4) 王者及び暫定王者は王者になってから1年以内に防衛戦を行なう義務がある。
(5) 王者や挑戦者の資格者1名を決定しなければならない試合(新王者決定戦、トーナメント戦など)においては、マスト判定により必ず勝者を決定する。
(6) 計量に合格できなかった競技者は王座に就けない。試合は第 2 条(2)の条件のもと以下の条件で行われる。 

1タイトルマッチで、王者が正規の体重を維持できなかった場合、王座は空位となる。
2王者が正規の体重以外で正規の体重の挑戦者に負けた場合(不戦敗を除く)、王座は移動する。
3王者が正規の体重以外で正規の体重の挑戦者に勝つか引き分けた場合、王座は空位となる。
4王者が正規の体重で、挑戦者が正規の体重を維持できなかった場合、王者は当該試合をタイトルマッチとして行うか否かを選択することができる。

  1)王者が当該試合をタイトルマッチとして行うことを選択し、当該試合に勝つか引き分け

   た場合、タイトルを防衛したものとみなす。

  2)王者が当該試合をタイトルマッチとして行うことを選択し、当該試合に負けた場合、タイトルは空位となる。 

第39条 公式に発表されたタイトルマッチが行えない場合
(1) BFC王者のやむを得ない理由によりタイトルマッチが行えない場合、 

BFC王者は当初の試合予定日から1年以内に防衛戦を行わなければならない。防衛戦が行えない場合は、速やかにその座を返上しなければならない。 

(2) BFC王者の重大な責めに帰する理由によりタイトルマッチが行えない場合、BFC王者は速やかにその座を返上しなければならない。新しい王座は、コミッションの指名する選手が対戦する、新BFC王者決定戦によって決せられる。 

(3) その他、上記に含まれない事例が生じた場合、速やかに実行委員を招集し、その決定に 従って対処する。 

第13章 提 訴 

第40条 提 訴
(1) 競技者、セコンドおよびジム代表者は、次に掲げる事由について実行委員に提訴することができる。

 1ルールの適用の誤り

 2試合結果に影響を及ぼす重大な事実誤認

(2) 提訴は、すべて文書をもって試合後2週間以内に行うこととし、口頭によるものは無効とする。その提訴に対して実行委員は、文書によって裁定の結果を通知する。 

(3) 試合における裁定等に対する異議の申し立ては、当該レフェリーやジャッジおよび試合役員ではなく、実行委員宛としなければならない。 

(4) ジャッジの判定に対する異議の申立ては受理しない(ジャッジの判定は終局的であり、実行委員が判定を変更することはない)。ただし、将来における判定の改善を提案する意見書の提出は認める。 

 


上記以外のルール
5分1ラウンドの試合(ヘッドギアあり・ヘッドギアなし)
1、スタンドポジションにおける顔面への膝での攻撃を禁止とする
2、スタンド・グランドポジション全ての局面で肘での攻撃を禁止とする

3、ワセリンの塗布はしない
1)ヘットギアありルールにおいての反則技

・グランドボジションへの相手の顔面へのいかなる攻撃を禁止する。

・ツイスターなど頸椎・脊柱への一切の攻撃。

・ヒールホールド。

・バスター攻撃は対戦相手の頭部の高さを、自分のベルトラインまでとする。
5分2ラウンドの試合(肘あり、肘なし)
1、基本的にBFCルールを採用する
1)肘なしルールにおいての反則技
・スタンド・グランドポジジョン、全ての局面での肘での攻撃を禁止する。
2)肘ありルールはBFC5分3ランドのルールに準じる。
2、2ラウンド終了時に判定がドローの場合、1ラウンドと2ラウンドを全体的に評価しマスト判定を行う。

(ヘッドギアあり・ヘッドギアなし)1、スタンドポジションにおける顔面への膝での攻撃を禁止とする2、スタンド・グランドポジション全ての局面で肘での攻撃を禁止とする

3、ワセリンの塗布はしない

1)ヘットギアありルールにおいての反則技

・グランドボジションへの相手の顔面へのいかなる攻撃を禁止する。(※ビギナールールはボディパウンドも禁止)

・ツイスターなど頸椎・脊柱への一切の攻撃。

・ヒールホールド。

・バスター攻撃は対戦相手の頭部の高さを、自分のベルトラインまでとする。

 

2)ビギナールールにおいての反則技

 

1)に加えて 

・顔面への前蹴り

・グランドポジションでのいかなる打撃攻撃

・Vクロスアームロック

Bloom FC Kick プロルール

◎攻撃

パンチ、キック、ヒザ蹴りのみの攻撃が有効ヒジ攻撃や首相撲は全面禁止

 

◎反則技

・倒れた相手への攻撃

・ヒジ打ち

・投げ技や関節技

・頭突き

・金的への攻撃

・クリンチ

・相手を組んだ状態での連続攻撃

 

反則は審判が注意、警告、減点(イエローカード)、失格(レッドカ-ド)の順にペナルティーを与える。注意と警告に関しては口頭で行う。

◎試合時間

ワンマッチ

3分3ラウンド または 3分2ラウンド

※延長なし

インターバル

各試合60秒

 

◎勝敗

KO ノックアウト

* ダウンしてカウント9までに立ち上がれない場合、もしくはレフリーが立ち上がれないと判断した場合

* 1ラウンド中、片方の選手に3回のダウン、もしくは1試合中に片方の選手にトータル5回のダウンがあった場合

 

TKO テクニカルノックアウト

* セコンドがタオルを投入した場合

* 試合続行が不可能とレフリー、またはドクターが判断した場合

 

判定

* 試合終了までにKOかTKOで勝敗が決定しない場合シャッジ3名による採点をとりポイントが多い選手を勝ちとし、2名以上のジャッジの同意によって勝者を決定する

 

判定基準

①ダウン数 > ②ダメージ > ③的確な攻撃(クリーンピット) > ④アグレッシブ度(攻勢点) > ⑤リングジェネラルシップ(ペース支配)

 

 

Bloom FC kick アマチュア

◎試合時間 

Aクラス2分x2R

Bクラス3分x1R

 

◎防具

ヘッドギア

グローブ Aクラス12oz  Bクラス14oz

スネアテ(布製)

膝当て(布製)

マウスピース

バンテージ

 

◎ルール 

10ポイント減点制

 

◎1R中のダウン

2回でKO

 

◎反則技

顔面への膝蹴り

蹴り足のキャッチ

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